
月刊ヒューネラルビジネス
「FUNERAL REPORT」

祭壇と会食場を一体化させたホテルお別れ会
日本船舶警備の会長であった故村上昭氏の偲ぶ会が去る10月27日、名古屋市中区のローズコートホテルでとり行なわれた。
同社は1969年8月、名古屋港での外国人配乗船舶の警備を中心に業務を開始。86年からは一般の常駐・雑踏警備へも業務を拡大し、「世界デザイン博覧会」では警備事務の中核を担った。また、故人は愛知県警備業協会の理事も務めており、今回は同社と協会の合同による偲ぶ会となった。
この会の大きな特徴は、セレモニー的な要素を極力排したこと。開会とともに参会者は献花を行ない、その後順に会食スペースに移動。そこで会食して、あとは自由散会するという方式が採られた。その間、主催者のあいさつや代表者によるお別れの言葉、故人の思い出のビデオ上映など、お別れ会では定番となっている式次第の一切が省略された。
これは、「スマートで気を遣わない会にしてほしい」という主催者側の要望によるもの。それを受けて施行を担当した帝都葬祭では、「ゲストハウスにお客様をお招きするような偲ぶ会」というコンセプトを設定した。
その結果、運営面では前述のようにセレモニー的な要素を払拭、さらに空間プロデュースとして、献花会場と会食会場の間切りをなくした一体型のサロンスペースをつくり上げた。
特に留意したものが参会者へのもてなしと運営のスマートさ。もてなしとしては、冷製肉の盛合せやサーモンのオードブル焼き、ポークの味噌風味など、12品目にのぼる豊富なビュッフェメニューを用意した。
また、スマートに運営するため、派遣会社のグランディメモリーにセレモニースタッフを依頼。なお、当日は施主側から20人、施行側はセレモニースタッフ含め15人が出て運営に当たった。



