帝都葬祭組織概要

スクウェア21

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「会社拝見」スクウェア

少子、多様化、情報開示 お客様本位の運営に心を砕く

癒しの施設備えた小型会館に照準

細川
「帝都葬祭」というお名前から、とてもいかめしい印象を持ったのですが、代々続く会社なのですか。
横田
いえ、私が初代です。現在、葬儀全般とブライダル関係、デジタル事業の3つを経営の柱にしています。社名の「帝都」には、常に日本の葬儀業界の最先端を進んでいきたいという願いを込めました。。
細川
そういえば、この業界では、最近、異業種からの参入が増えていると聞いたことがあります。
横田
意外に思われるかもしれませんが、弊社の本体は名古屋ローカルのラジオ放送局なのです。その総帥に立ち上げを命ぜられた新規事業が、この業界でした。
細川
ずいぶん勝手の違う世界ではなかったのですか。
横田
閉ざされた業界というのが第一印象でした。まず、他の業界では当たり前のCMが打てない。審査に引っかかるからです。ですから、効果的な媒体戦略もままならない。それが、解禁されたのが6、7年前。ようやく、業界の様子がおぼろげながら、見えるようになってきました。
細川
そうして見えてきた部分も含めて、最近の葬儀業界の動きには、どんな特徴がありますか。
横田
これまでの葬儀は段取りから式の進行、後始末に至るまで、ほとんど、葬儀会社任せで進められてきたと思います。喪主は初めて、というケースが多いですから、不透明な葬儀価格や高級な祭壇を葬儀社の言いなりで決めてしまったという経験をなさるお客様が少なくありません。その反動からか、近年は、お客様主導という傾向が強まってきたように思います。
細川
利用なさる方の意識が変わってきたということですか。
横田
ええ。最近は喪主を務める方の年齢が総じて若くなってきています。30代後半から50歳前後が中心。この層は、葬儀会社の押し付けではなく、自分たちはこうしたいというお考えが明確です。従って、われわれとしては、そういう要望にどう応えられるかが問われることになります。
細川
そういう変化に応える一方で、同業他社との差別化にはどのような手を打たれていますか。
横田
ですから、それに見合ったサイズの会館が必要ではないかというのが私の意見です。席数は40~60規模の会館です。このクラスの小型会館を量産すれば、相応のニーズがあるのではないかと見ています。ただし、単なる小型化だけでは顧客満足度は不十分。そこで、施設の中に癒しとかリラクゼーションを提供するための部屋を設ける構想があります。葬儀には想像以上の気苦労が伴いますから。

あえて、業界の非常識に挑む

細川
料金設定についても独自の方針を打ち出されているとか。
横田
これまでの料金設定方法は積算方式でした。基本料金があって、食事が一人頭いくらで、掛ける人数分というように、どんどん積んでいくのです。その結果、お客様の想定よりも、3~5割高になる。
細川
追加料金として、取られたという感覚になりますね。
横田
お客様の意識変化にも通じると思うのですが、これを改革しなければダメだと思いました。そこで、私は逆算方法を取り入れたのです。まず、サービス料金を明快に打ち出し、お客様のご予算をうかがって、それに見合った内容を詰めていくという方法です。業界の慣例からは非常識と取られそうですが、概ね、上限10%の範囲内で収まるようにしています。
細川
利用者側からはわかりやすい会計ですね。
横田
モノを買うのに定価がないのは心配ですからね。葬儀の世界でも同じ。不安を取り除かないと納得していただけません。
細川
設立5年とまだお若い会社ですが、今後の夢をお聞かせ下さい。
横田
3年後をメドに株式公開したいと思っています。弊社の土台にはグループの考え方があります。「気合」と「根性」さえあれば、20代の若者にだって、新規事業を任せる。ただし、5年で黒字にしないと責任を問われる。だいたい、新規の会社は1、2年目は赤字でもいい。3年目に単年度黒字にして、4年目に累積赤字を消して、5年目に黒字にする。そういう考えですから、なんとしてでも軌道に乗せないと。
細川
その意味では、5年目の今年はまさに正念場と言えそうですね。ますますのご活躍をお祈りいたします。
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