葬儀の流れ(宗派兼用)

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仏式

在家つまり僧侶でないものの葬儀法は禅宗の亡僧喪儀法は(僧侶の葬儀法を尊宿喪儀法と言う)から発展した。亡僧とは修行途中の僧侶見習いが死んだときの葬儀法のこと。仏法を教え、戒を授け、僧侶としての出家名である。戒名を授与し、あの世へ行く心構えを説き引導を渡した。

仏弟子とする通過儀礼を生者の世界からあの世への通過儀礼に模した。江戸時代には実際に死者の頭を僧侶にならい剃髪していた。

構造的には、死者に対して仏弟子とするために授戒し、仏弟子として引導を渡し浄土に送る、あるいは成仏させるというものである。修行中の僧侶に対するものからの発展ということからわかるように、死者はすぐ浄土へ赴く、あるいは成仏するのではなく49日の間は修行する、という考えも見られる。これは輪廻転生の思想の影響を受けたものである。葬儀でしばしば六道(序語句、畜生、修羅、人間、天上)が登場し、葬具にもみられるのはここからきている。香典の表書きを四十九日までは「御霊前」とし、その後は「御仏前」とするのはここからきている。
葬儀は通常の各宗派の法要儀礼に授戒と引導が加わったものとなっている。

修行中の死者を助けるために遺された者が供養するという追善供養の思想もある。これは遺族が困った人に布施をしたり、法事を営み仏道に励んだりして積んだ徳を死者に振り向ける(=回向する)ことである。四十九日(中陰)の間は特に手厚くすべきとされた。これは、死別した遺族が悲嘆(グリーフ)に陥り営む喪の作業をシステムとして保障し、仏教的に意味づけたものと言うこともできる。死後直後で精神的に混乱の中にある遺族を忌中として保護した。 忌中には死の穢れに染まっている時期とする穢れ思想の影響もあり、この用語の見直しも真宗から提起されている。

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