葬儀の流れ(宗派兼用)

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神式葬儀

神道では死の世界は黄泉国、常闇国、底根国などと呼び、汚れた暗闇の世界ととらえて忌む習慣があります。伊弉冉尊をもとめて黄泉国へゆき、死と生の国境まで逃げ帰った伊弉諾尊でさえ、禊をしなければならなかったほどです。また、弔事のおりに、神棚封じや棺の周りに注連縄をめぐらし不浄を払うならわしにも、穢れを避ける習慣が表れています。葬儀は死の穢れを清め、御霊を慰め、最終的に神として祀る目的で行われるわけです。 故人の御霊は清められた後、霊璽にうつして粗霊舎に祀られ、家や郷里、国土にとどまり、祖神とともに子孫の繁栄を見守り、また子孫から祀られる事になります。

神葬祭の起源は、日本書紀や古事記にみられます。たとえば伊弉冉尊が神去り葬し奉ったときのことを、「土俗、此の神の魂を祭るには花の時には亦花を以って祭る、又鼓吹幡旗を用て、歌ひ舞ひて祭る」(日本書紀)とあり、また「古事記」中の天若日子の葬儀や「常陸国風土記」中の黒坂命の葬儀などの記述によって、当時すでに固有の習慣があったことが伺えます。近世になると復古思想が台頭し、明治元年、神仏分離令により、一部の神職にのみ神葬祭を営むことが許されるようになりました。当時の神道は国家神道で、神葬祭を営める神社は限られており、自由化されたのは戦後になってからのことです。なお、神道の教団には日本古来の神社を中心に、戦前国家によって祀られた神社神道があります。

神葬祭については、それぞれの神社の神職等によく相談し、行うようにしましょう。

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